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女子部会インタビュー第1回目は、畑八開発(株)の現場代理人の竜野麻美さんです。
竜野さんは、入社18年目。現場代理人として活躍されています。
昨年秋から佐久穂町で佐久建設事務所発注の護岸工と橋梁掛替工の現場を監理技術者として担当されてきました。現在、彼女は妊娠8ヶ月。8月には第2子を出産予定。
現場は今月で代理人交代をして、来月から産休に入るタイミングでお話を伺うことが出来ました。

今回は特別版として、【現場編】と【麻実ちゃん編】に分けてたっぷりお伝えします
前半の【現場編】

--この現場はどんな現場? girl2
護岸工がメインで、橋の架け替えはおまけみたいな感じ。もう、一つ一つしか仕事が進まなくて大変!護岸も、水路も、縦排水は手がかかるし。やっとここまできて、今だいたい70~75%位の出来高かな。(橋梁掛替部の)PC桁が掛けられれば一気に出来高上がるんだけどねー。

--私も最近同じような現場をやったからわかる。ここはすごい現場だね。良くここまでやったよ。

もともと7月工期だったんだけど、護岸一部がまるっと発注時になくて、その分増工になったから、そのまま工期も延びたの。最後までやるつもりだったから、悔しかったよね。

たまたま会社に同じ資格要件を持っている高明さん(出入沢橋の監理技術者)が空いていて交代してもらえて。高明さんなら橋梁も護岸もたくさんやってきているから安心して任せられた。

でも、桁の架設まではやりたかったな。
竣工検査が8月のお盆頃の予定だから何とかやるっていうもの考えたんだけどね。笑

--執念だね。同じ代理人だから聞きたいんだけど、途中で現場を手放すってどんな感じだった?girl3

もう2ヶ月くらい本当に悩んだよ。正直、しがみついてでも最後までやりたい気持ちだった。

ただ、一人目の妊娠の時よりも全然体調が良くなくて、思うように仕事に集中できなくて。

そんなときに自分が現場で2・3回段取り間違えて・・・、そのときに交代しようって決めた。もしこの現場が全部直営班で施工していたら、最後までやったかもしれないかな。でも、今回は橋梁も護岸も下請業者さんで、これ以上下請けさんに迷惑かけられないなって思ったね。

で、いざ代理人交代したら、意外と体調良くなったりして。笑

--それだけ気を張って仕事していたんだね。監督員とかの反応はどうだった?

私は最後までって思って、会社は麻美が決めればいいって感じだったんだけど、むしろ監督員や検査官の方が気にしてくれて、「無理しないで交代して」って言ってくれた。笑

--今はどんな感じで仕事してるの?
最初は3時までと思ってやっていたけど、体調もあって変わってきて、今はだいたい午前中だけ仕事している感じ。もう代理人も交代したから現場にもほとんど出てない。今週は初めて現場出たかな。下請けさんだって現場に監督が2人もいるとやりづらいでしょ。笑

こちらがその現場

こちらがその現場


着工前

着工前


施工中(5月現在)

施工中(5月現在)


そう言って、お腹の子どもをさすりながら、現場を眺める麻美ちゃんから現場への熱い思いと悔しさが伝わってきました。

そう言って、お腹の子どもをさすりながら、現場を眺める麻美ちゃんから現場への熱い思いと悔しさが伝わってきました。

後半の【麻美ちゃん編】につづく。お楽しみにー♪

インタビュア:(株)小宮山土木 小宮山弘子