~今の会社では様々な人と関われて楽しい~

美喜さんと初めてお話ししたのは、第1回目の女性部会現場見学会でした。
優しい印象でしたが、実は姉御肌。自分の好きなものや生き方に正直で、生き生きしている、周りのみんなに信頼される建築士さん。
そんな美喜さんのことをもっと知りたくて今回はお話を伺いました!!!

竹花工業(株)で働く高橋 美喜さん

会社名:竹花工業株式会社
所属部署:営業部
お名前:高橋 美喜さん
建設業での経験年数:9年

建設業に入職したきっかけ

短大を卒業してから、東京で5年ほど事務職のOLをしていました。

その後、佐久の実家に戻ったのですが、20代の一番楽しい時期だったこともあり、都会の生活が忘れられず・・・。どんどん暗くなっていく私に見かねた母が「東京に行って勉強でもしてきたら」とアドバイスをくれて。元々、父も建設業に関わっていたので、図面を見る機会が多かったこともあり、(OL時代の貯金をはたいて)建築の専門学校に通い始めました。

なので、設計の道に進み始めたきっかけは他の方に比べると、かなり「不純な」動機だったかも。ただ、建物のプランを考えたり、図面を描いたりすることに、案外自分が向いていたようで、2年間は勉強にバイトに頑張りました。

卒業後は、個人の設計事務所に勤務。そこでは建物の設計だけでなく、まちづくりや商店街の活性化等の仕事にも携わったり、海外での仕事にも連れて行ってもらったりしました。建築士の資格もこの間に取って、数年後、いよいよ佐久に再度戻ってくるわけですが、すでに年齢的に雇っていただける会社も見つからず・・・。自分で、名ばかりの設計事務所を興し、住宅の設計や介護リフォームの仕事を細々としていました。

先輩の女性建築士さんの紹介で、竹花工業で図面のお仕事をするようになって、ある日、会社から「正社員になりませんか」とのお話をいただき、竹花工業に就職しました。設計事務所の時は、少人数または一人での仕事が多かったので、今の会社では様々な人と関われて楽しいです。
女性部会の皆さんとのつながりもでき、刺激ももらっています。

現地踏査中…

現在の業務内容

主に住宅の新築・リフォームの設計監理、各種申請業務 等

この仕事で一番うれしかったこと

月並みですが、やはり自分が描いた図面が実際に建物となって、そこで生活が始まっているのを見ると感動します。私のつたない図面をきちんとカタチにしてくださる現場の監督さんや職人さんには感謝と尊敬しかありません。

竹花工業(株)唐澤社長(左から2番目)と同僚たち

今、不安に思っていること

常に技術が進歩しているし、法律もどんどん変わっていきます。家を建てるお施主様もインターネット等でたくさんの知識を得ているので、自分がそれに置いていかれるのではないかという不安があります。
常に自信を持ってアドバイスできるように、アンテナを高くして、いろんな知識を吸収しないといけないなと思います。

これからやりたいこと

まだまだやりたいことはたくさんあるのですが・・・
ロバート・ハリスさん著の「人生100のリスト」によると、人生でやりたい100のリストが、自分自身の生き方を見つめ直し、やるべきことを明確にしてくれる「羅針盤」となるんだそうです。なので、とりあえずこれからやりたいことを100個、書き出したいと思います(笑)

今年の沖縄社員旅行にて

インタビュー担当:(株)小宮山土木 小宮山弘子