~安曇野市役所・都市建設部土木女(ドボジョ)紹介~

今回は、安曇野市の都市建設部建設課で働く長岡瑞穂さんにお話をお聞きしました。

高校生の時の笑顔そのままの長岡瑞穂さん。~初めて会った舗装工事現場見学会会場・安曇野市防災広場にて~

会社名:安曇野市
所属部署:都市建設部建設課
お名前:長岡 瑞穂
建設業での経験年数:4年

建設業に入職したきっかけ

建設関係の仕事をしていた父親の様子を幼い頃から見ている中で、建設に関係する仕事に興味を持ち、土木関係を学べる高校に入学しました。高校のクラス内は男性が多く、女性は5名のみでしたが特に不安もないまま高校生活を送っていました。卒業後の進路について考えていた時に、先生から土木系公務員について教えてもらい興味を持ちました。しかし、試験勉強はとても難しく、また面接の練習をしても上手くいかないことが多々あり、挫折しそうにもなりましたが、何とか採用試験に合格し、入庁することができました。

私の所属する部署は、道路整備の計画から発注用工事設計書の作成、工事の現場管理までを行うのが主な仕事です。地図に残る仕事ですので、とても魅力的だと感じています。
職場内には、建設関係の仕事のため男性が多く、入庁1年目の時は課内に女性が私しかいませんでしたが、昨年度から女性技師が採用になり心強く感じています。また、見た目が怖そうな方が沢山いたため少し不安もありましたが、皆さんに優しくしていただき、ストレスなく楽しく仕事をしています。まだまだ未熟な私ですので、職場の皆様や建設業者の方々に助けていただいている毎日です。

現在の業務内容

道路整備の計画、地権者の方との用地交渉、工事図面・発注用工事設計書の作成並びに現場管理が主な業務です。昨年から道路整備計画や用地交渉の業務を始めましたが、それを行うにあたっては、様々な知識や経験が必要ですし、関係者や地権者の皆さんに分かりやすく説明することで、信頼を構築していくことが大切だと思っています。
まだまだ自信をもって用地交渉を進めることができませんが、今後も継続して勉強していきます。難しい業務の中ではありますが、自分で道路の測量設計を行い発注用工事設計書の作成をすることにやりがいを感じています。

この仕事で一番うれしかったこと

道路が完成した時に、地元の方や道路の利用者から「ありがとう。」や「いい道になったね。」と言われた時です。この仕事をしててよかったと思います。

安曇野市役所 都市建設部建設課・都市計画課の土木女子の皆さん。左から伊藤愛さん(都市計画課)・岩渕みな子さん(建設課)・長岡瑞穂さん(建設課)・丸林紗代さん(都市計画課)~安曇野市役所屋上にて~

今、不安に思っていること

今年から新人職員の指導役になりましたが、上手に教えられるか不安です。あと、入庁4年目になりプレッシャーを感じてます。 また、女性のみが抱える悩み事を相談しずらいことがあります。

これからやりたいこと

2級土木施工管理技士の実地試験に挑戦したいと考えています。合格するよう頑張って勉強します。また、土木関係の女性で集まり話し合う会等行えればと思っています。プライベートでは、県外、海外へたくさん旅行に行きたいです。

 長岡さんと初めて会ったのは、彼女が高校生の時、舗装工事現場見学会です。男子学生の中の女子に「おっ!女子高生が居る!」と妙に嬉しかったのを覚えています。卒業後、市役所・建設課勤務とは聞いていましたが、一言二言の会話程度のまま時は過ぎ、こちらが車で移動中、ある時は道路わきで上司らしき人と一緒に、ある時は川端に居る等々・・・のヘルメット姿を見かけ「頑張っているんだなぁ」と一人勝手に感動していました。そして昨年、工事担当として来ていた彼女を入札会場で見かけ、着々と自身の足元を固めていっているのを感じたのです。 もちろん彼女だけでなく、安曇野市の土木女子に大いに期待を込め、又、一人勝手に応援します。快く依頼を受けて下さった安曇野市都市建設部の皆様、御協力ありがとうございました。

インタビュー担当:株式会社山本組 山本 由美子