~~新しい働き方を当たり前にするために、若い人の考えに目を向けよう~~

北野建設株式会社で働く、笠原 美瞳さんにお話をお聞きしました。

笠原さん

会社名:北野建設株式会社
所属部署:本社建築部
お名前:笠原 美瞳(かさはら びどう)
建設業での経験年数:6年

建設業に入職したきっかけ

高校の進路で迷っていた時に、小さい頃大工さんに憧れていたのを思い出し、建築学科のある大学に進むことにしました。大学で建築を学んでいく中で、建築といっても設計や設備、デザイン、構造など、様々な分野があることを知りました。設計の講義の中で自分で建物を設計するという課題があり、考えていく中で自分が建てようとしている建物が実際には何の材料を使い、どう納めたら建つのかが気になり、そこから施工の分野に興味を持ち、この仕事に就くことにしました。

現在の業務内容

現在は、理容美容の専門学校の新築工事に携わっています。鉄骨図やサッシ図のチェック、職人さんの手配等を担当しています。

現場で働く様子

この仕事で一番うれしかったこと

初めて最初から最後まで携わったコンクリート造の現場で、冬の時期のコンクリート打設を経験しました。打設前の養生や、打設後の養生、遅くまでスラブの押さえの作業をしてくれている土間屋さんの相手など、苦労する点が多かった現場でしたが、足場が解体されて建物の外観があらわになったときは、苦労しながらも良い建物ができたことに感動しました。

今、不安に思っていること

現場の女性社員の中では、現在、自分が一番上の年次なのでこの先の将来像がイメージできていない状態です…。ですが、以前現場にいた女性の先輩で産休・育休を取得している方もいますので、参考にしながらキャリアを描いていきたいと思います。

これからやりたいこと

コロナが落ち着いたら今まで会えなかった遠くの友人の所へ遊びに行ったり、色んな所へ旅行に行ったりしたいです。


北野こまち会


北野建設さんには、女性技術者が働きやすい職場環境の整備を進めるため活動している「北野こまち会」があります。笠原さんもメンバーの一人。北野こまち会の活動により、快適トイレ、更衣室、女性用作業着等、北野建設さんの現場に行くと、様々な改革がされています。設備が整ってきても、建設業での女性の働き方は、笠原さんが言うように、まだまだ不安ばかり。でも北野こまち会にはワークライフバランスを実現している先輩がいるので、先輩たちを参考に、家庭を持っても、建設業でやりがいを持って働ける楽しい人生を過ごしてほしいです。家庭と建設業の両立が当たり前の世の中になることを願います。

インタビュー担当:川中島建設株式会社 井浦 麻美