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女性部インタビュー企画も今回12回目を迎え、これで一区切りとなります。そこで今回は、協会副会長で女性部の担当をしてくださった清沢土建(株)社長の清澤由幸さんです。
インタビュアは私、南佐久支部の樋口郁子です。宇宙飛行士の油井亀美也さん、高原野菜、そして野沢土建で有名な川上村から塩尻のオマチにまで行くのは心細く平澤部会長に同行をお願いしました。会社に着いてまず目に入ったのは、小さなお子さん達からの『こうじのおじさんへ』のメッセージでした。こんな可愛らしいメッセージを頂いたら、働く人達にとってこんな嬉しい事はありませんね。


そして、清沢土建 株式会社 代表取締役 清澤由幸さんに直撃インタビューです


協会副会長 清澤由幸

--女性部担当になって二年過ぎましたが、女性部に対する感想をお聞かせ下さい

【清澤】女性部会の活動を通じて、女性の働き方と向き合い、考え方に大きな変化がありました。現在、建設業で働く女性の地位の向上を理解し広めていくには、今後経営者側で女性の活躍の場を整えることが急務だと感じています。

弊社では新たな取り組みとして、女性社員に名刺を作成するにあたり、肩書きを付けて、少しではあるが給料(手当)を上げ、やりがいのある職場形成に努めている。女性社員から教わることも多い。女性目線での話を聞くと自分のおろそかさを改めて感じたり、女房への思いやりが仕事を続けていく上で必須条件なんだということを痛感した。

平澤女性部会長は藏谷会長の女性版だ。女性部の土台を作ってくれた。あの悪夢の厳しい時代から藏谷会長は、建設業協会を牽引し、その熱心さで県や発注者に『生き残れる建設業』に目を向けてもらう並々ならぬ努力をしてきた。また、発足から三年しか経っていないのに平澤部会長をはじめ、女性部の皆さんの活動により、明日の建設業の礎を築いてくれた。この功績は大きい。

女性部会長 平澤里枝

--今後に女性部への期待したい事や経営者の皆さんに協力してもらいたい事などありますか?
【清澤】経営者としても今いる女性社員が辞めてしまったらどうするか。また、長年継続して勤めてもらうにはどうしたらいいかを真剣に考えなければいけない時代に差し掛かっている。

【平澤】女性部会には、普通であれば出会うことのない点々と散らばっている女性従業員を、線でつなぎ、多くのロールモデルを提供し、この業界で声にならなかった女性の小さな声を大きな声に替え、この業界での女性の地位向上をめざし、職場環境の改善に努めてほしいと思います。

【清澤】経営者の皆さんに女性部への理解を深めて頂く事と、活動に関して協力してもらうことが重要だ。

【平澤】女性自身も、企業にとって必要な人材となる為に、幅広くマルチな働き方ができるよう挑戦していく必要があると私は感じています。是非、女性部会を通じて、多くのロールモデルと出会い、自らのやりがいある働き方を見つけてほしい

【清澤】女性部の今後の活動として、次世代の後継者育成の為に、小学生親子を対象にした「現場見学会」、「DVD鑑賞」などの活躍を増やしていって欲しい。

…限られた時間の中の対談でしたが、雑談も含めお二人の話に引き込まれてしまい、メモすべきペンが止まってしまいました。ちゃんとお伝え出来ずにすみません(・_・;)
清澤社長、お忙しい中貴重なお時間を頂きましてありがとうございました。

密着取材完了!!

ドボジョ【土木女】
≪「土木系女子」の略。多く「ドボジョ」と書く≫俗に、建設工事など土木関係の仕事に携わる女性のこと。
(デジタル大辞泉の解説より)

※ 下記の事柄は長野県建設業協会ドボジョ役員が旅に出た際の行動を記したものであり、全てのドボジョがこれに準ずるわけではありません。

水も滴る良いドボジョを求め…
彼女たちは効能豊かな露天風呂より、懐深いドデカいダムへ行く。

ダム到着後…
亜麻色の髪が風にやさしく包まれた時、本日の風速値を何となく把握する。

湖畔の砂地を前に…
砂のお城造りや湖畔を黄色い声を上げ駆ける事もせず、鍛え上げられた脚部を使い、何度も何度も砂地を力強く踏み、締固め状態を確認する。上級ドボジョは、これで間隙率まで量るという噂がある…

新作のブランド品…
ダムにて周囲を観察し、新作ブランド品を見定めるかの如く、現場使用機械資材に目を奪われる。

コップよりスコップ…
お土産の選定は素敵なコップよりも、スコップ(剣スコ・角スコ)スプーンを優先。