本年度も長野県との協力事業の一環となる、女性の建設業への職域拡大に向け、建設業界の今を知っていただき、女性がどのように活躍しているか知ってもらうためのイベントを行いました。

見学現場は長野県上田市中之条、令和元年に上陸した台風19号により、被害が受けた千曲川の護岸災害復旧工事を見学しました。
施工は、株式会社サンタキザワさんがおこなっており女性技術者の方が活躍している現場です。

護岸工事ということで多くの重機が使われていました。大型のバックフォー、ブルドーザーが活躍している現場でした。その中でも事前に工事をする護岸を3Dスキャンをしたデータと完成に向けての設計データを組み合わせ、コンピューターに制御されて動くバックフォーがあり「制御されて動くため、熟練者でもなくても正確な施行ができると聞き」参加者からも驚きの声があがっていました。
近年、普及してきているドローンも紹介され、日常では目にしない想像以上の高速移動にも歓声が上がっていました。

現場を管理するサンタキザワの女性技術者 平澤里枝さんから様々な最新機器の紹介と建設業での働く事についてお話を伺いました。「建設現場は最先端の技術で仕事が支えられており、過去のイメージとはかけ離れ、先進的な技術と働き方が普及してきており、3Kや力仕事など男女の性差が影響する職場でなくなってきている」、「画像技術やIoTを駆使し、機械を動かしていくことが建設業に携わるものの業務としてウェイトが高くなってきている」と紹介されました。

実施概要

日時 令和2年12月12日(土) 10時00分~11時30分
会場 長野県上田市中之条-御所地先 千曲川の護岸災害復旧工事現場
当日の工程 (2組に分かれ実施しました) 10時00分 参加者集合
10時15分 見学会開始
11時10分 座談会
11時30分 見学会終了
協力 国土交通省北陸地方整備局 千曲川河川事務所 戸倉出張所
株式会社サンタキザワ

異なる特長のバックフォー乗車体験


乗車する参加者


最先端の機器も展示、紹介されていました


建設業界で働く女性からとの座談会