犀川安曇野流域下水道事務所、アクアピア安曇野の施設見学会を行いました。

支部や職種の垣根を超え親睦を深めることを目的に昨年度より計画をし、この度、犀川安曇野流域下水道事務所ならびに安曇野建設事務所の皆様のご協力のもと実現した会となります。

天候の心配をよそに当日は晴れ、絶好の見学日和となり、長野県建設業協会松筑支部、大北支部、安曇野支部の3支部より合計24名の建設女子が集まりました。


3支部より集まりました。

アクアピア安曇野では、安曇野市内4地区と松本市梓川地区の汚水を処理していて、1日の下水処理可能量は25メートルプール100杯分という大きな施設です。


地下の通路には大きな管が!


下水中のごみを取り除きます。


この施設で大活躍しているのは、なんと微生物!
微生物によって汚れや臭いを処理しているそうです。


微生物が汚れと臭いを食べてくれます。

汚れなどを処理する際に発生するメタンガスも、発電に利用され、汚泥の処理に再利用されたり、施設の年間使用電力の3分の1ほどをまかなえるそうです。


卵型の消化タンクとガスホルダー消化タンクの上にも上りました!

また地域を支える施設ですので、浸水や地震など災害に備えた施設の改修もされているとの事。

実際に別のエリアの下水処理施設が被災し微生物が含まれる再生汚泥が流出した際の施設間相互協力のお話も伺え、とても勉強になりました。

私たちの生活において下水道は必要不可欠です。

汚水からの水処理施設に悪影響や機能不全など起こさないために私たちにできることは、油を下水に流さない、溶けない紙を流さないなど当たり前のことの様に思っていましたが、今回の見学会の中から処理施設の『なかみ』に触れることが出来て「そうだったのか」と、ストンと自分の中に落ちました。

ご協力いただきました犀川安曇野流域下水道事務所様、安曇野建設事務所様、貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。

施設の詳細は下のリンクをご覧ください。
安曇野流域下水道事務所